マイクル・ビショップ編“A Cross of Centuries: Twenty-five Imaginative Tales About the Christ”

　作家がかぶっているアンソロジーといえばこちら。マイクル・ビショップが、ひたすらキリスト教に関係した好みの短篇を集めた本。出版社がもう倒産してるようなのだが刷った割によほど売れなかったのか、まだ余裕で購入できてしまう。
　かたやオスカー・ワイルド、ボルヘス、ドストエフスキー。かたやムアコック、マイク・レズニック、ヘンリー・カットナー。そしてジェフリー・フォード、ジーン・ウルフ、カレン・ジョイ・ファウラー。あとサンリオＳＦ文庫系の作家*1など。という豪華なオール・キリスト傑作選。しかし聖書を通読したことがない私に太刀打ちできるのかという疑問ゆえに、ブックマークに死蔵していた。元ネタに見当もつかないってのはつらい。案の定というべきか、レビューも全然見つからない。

A Cross of Centuries: Twenty-five Imaginative Tales About the Christ

*1:『ダン・カウの書』の人とか。