ジェイムズ・パトリック・ケリー＆ジョン・ケッセル編“The Secret History of Science Fiction”

　10月1日に出る、1970〜2007年に発表された短篇から編まれたＳＦ傑作選。何この文学系ＳＦ好きホイホイというか、奇妙な英文学好きホイホイ。「翻訳作品集成」様とグーグル先生を頼りに収録作リストを作ってみた。発表年代順に並んでる模様。他に訳されてるものを発見した方はお知らせください。
　日本語の単行本に入ってるディッシュ、ル＝グィン、ボイル、シェパードが既読。ジーン・ウルフは手持ちのアンソロジー（原書）に収録されている。マクヒューは原書で既読。残り三分の二のために買うのも悔しいが、モリー・グロス*1を読んでみたいし、ソーンダーズをもっと読みたいので、積み洋書が減ったらポチッとやってしまおうかと思う。

　トマス・Ｍ・ディッシュ「アングレーム」（『３３４』収録）
　アーシュラ・Ｋ・ル＝グィン「オメラスから歩み去る人々」 （『風の十二方位』収録）
　ケイト・ウィルヘルム　“Ladies and gentlemen, This is Your Crisis”
　Ｔ・コラゲッサン・ボイル「人類退化」（『血の雨 -Ｔ・コラゲッサン・ボイル傑作選』収録 ）
　ドン・デリーロ　“Human Moments in World War III”
　マーガレット・アトウッド　“Homelanding”
　カーター・ショルツ　“The Nine Billion Names of God”
　モリー・グロス　“Interlocking Pieces”
　ルーシャス・シェパード「サルバドール」（『ジャガー・ハンター』収録）
　コニー・ウィリス「シュヴァルツシルト半径」（ＳＦマガジン1991年9月号収録）
　ジョン・ケッセル　“Budda Nostril Bird”
　ジーン・ウルフ　“The Ziggurat”
　ジョナサン・レセム　“The Hardened Criminals”
　カレン・ジョイ・ファウラー　“Standing Room Only”
　ジェイムズ・パトリック・ケリー「少年の秋」（ＳＦマガジン2001年1月号収録）
　ジョージ・ソーンダーズ　“93990”
　マイケル・シェイボン　“The Martian Agent, A planetary Romance”
　モーリン・Ｆ・マクヒュー　“Frankenstein's Daughter”
　スティーヴン・ミルハウザー　“The Wizard of West Orange”

The Secret History of Science Fiction

*1:この面子でまったく邦訳ないのってこの作家だけじゃないか？　ケリー・リンクがこの作家の本を読んでて気になっている。